ユレルランドスケープ
2019年12月のVALKIRIAの対バンで初めて観たのがこちらのユレルランドスケープ。事前のライブ予習で釣られ、去年のBESTな10曲にも入れたのがこの「センセーショナルNO.」
※音源新しいバージョンに差し替えました
事務所の社長さんが制作した楽曲のようです。まだDLしてから2ヶ月経っていないのに自分のiPhoneの再生回数は200回を超えてました。何故だかとてつもなく惹かれていて、アイドルイベントが主な活動現場にも関わらず既に年末から5回ほどライブに通ってます。
以前このパターンにヲルタナティヴというアイドルユニットがありました。専属のトラックメーカーさんの楽曲に惹かれて2度ほど観に行きましたが、基本気に入っていたオケがライブハウスのシステムで鳴るだけなのでそこまでハマる事はありませんでした。今回もそんな感じで1〜2回で飽きるのではないかと思っていましたが、実際足を運んでみると音源だけでなくライブにも惹かれる要素が想定外に多かったです。
①フツウのアイドルライブと異なり、出のSEのバリエーションが多い。しかもどれも超絶魅力的。
②ライブの本数が多いにも関わらずセトリを毎回変えてくるから続けて観に行っても新鮮さがある(もちろんより長い出演時間のステージが好ましい)。
③曲間の繋ぎにもポージングや台詞などで工夫がある。その為そのタイミングに拍手を入れにくい(超褒め言葉)。
④ライティングが常に良い。特に暗めを多用するのが自分好み。アイドルにありがちな照明設備がしょぼいハコに出演したらどうなるのか逆に気になる。2月に吉祥寺のCLUB SEATAの出演があるのも観に行きたくてしょうがない(SEATAの照明さんがアイドルイベントに本気出してくれるのかは疑問)。
⑤アイドルお約束のメンバー自己紹介が無い。あっても秒で終わる(あれが入るとパフォーマンス良くても一気に冷める)。
⑥MCが出演時間の最後にしか無かったりする(曲の流れを止めないパフォーマンス)。
⑦曲中にオタクを沸かせるスペースが無い。またありがちなオタクの煽りもしない。
⑧惹かれる質感のボーカリストがいる。
⑨超絶上手いメンバーとギリギリセーフな感じのメンバーとのバランスが楽しいダンスパフォーマンス(良い意味で)。
⑩おそらくキラーチューン扱いであろう前述のセンセーショナルNO.を演らないセトリがまあまあ多い。さらに演る時にアレンジが違ったりするのでキタコレ感がハンパ無い。
11.メンバーそれぞれの個性の出ている衣装ですが、それでいてシンプルな雰囲気なのでパフォーマンスを重視しているというのが感じられる。
思いつくまま書いても(10個に収まらなかったw)好ましいポイントがいくつも挙がります。こんなふうにフツウのアイドルと差別化を図ろうという意向は随所に感じられます。実際自分もそれで釣られている訳ですが、いわゆるアイドルオタクの中の「楽曲派」的な客層もここまでを望んでいるのか?全く自分たちの参加する隙間がなく音楽に乗っているだけで満足できるのか?ちょっと心配になったりもします。自分の好みは常に「ニッチでマイノリティ」ですから。
2010年にプー・ルイ(ソロ)にハマっている時にBiSを始めるという話になって「アイドルになるならもう観に来ない!」と本人に言って、実際BiSになって3回程観てやっぱりアイドル現場に納得いかずにドロップアウトした経験がありますが果たして今回は。ユレルラが好きなのとアイドル現場嫌いはいつまで両立出来るのか。
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