2018年BESTな10曲
2018年も間もなく終了します。今年もたくさんの新しい音楽との出会いがありました。恒例のBESTな10曲です。一年間出会ってきた音楽を色々振り返りながら考えに考えてこれを書く時間は本当に楽しいのです。以下コピペにて。
2008年から作り始めた、その年のお気に入り曲ベスト10。自分で決めたルールは2つ。
①.その年(今回は2018年1月~12月)の配信or発売作品であること
②.1アーティストにつき1曲のみ(別名義ならOK)
①は毎年iTunesでプレイリストを作成するので手元に音源がないものは対象外にしています。②も毎年書いてますが、1アーティスト1曲に絞る作業がまた楽しい。
☆10位 「Hikari Behind Air」Mizwidth
大阪の北堀江club vijonのイベントで知る事になったMizwidth。ライブは既に何年も前から観ていましたが、今年ようやく音源のリリースがあり、中でも圧倒的に聴く機会が多かったのがこの曲でした。若手に注目しがちな大阪エレクトロですが、シェンフーシュバイツとMizwidthは別格なパフォーマンスを見せてくれるライブバンドです。
☆9位 「Prediction」Hello1103
2018年後半にがっつり惹かれた男女ユニット。VJとして他のアーティストのライブに参加する事もあるようで、名前だけは以前から目にしていました。幅広いサウンドと映像が作り出す独創的な世界観で、デジタルなのに一期一会なナマモノ感すらあるライブを見せてくれます。2019年も通い込む事になりそうです。
☆8位 「Poptones」POiSON GiRL FRiEND
今年は自分のウィスパー好きの根源にして神、POiSON GiRL FRiENDのアルバムリリースがありました。渋谷のWHITE SPACE LABOでご本人nOrikO様からポテチを振舞って頂いたのは一生の思い出です。アルバムの中でも盤限定収録のPILカバーのこの曲が意外にもとてもPGFらしくお気に入りでした。
☆7位 「色相世界」Umnoise
個人的にはNUXXの遺伝子を受け継ぐ大阪エレクトロ最前線はこのバンドに違いないと思っているUmnoise。残念ながら一番気に入っている曲、「色相世界」の音源が相変わらずWEB上には存在していないようです。とにかく若いのに楽曲のセンスが素晴らしい!しばらくライブが観れていないので、次の機会にはまた飛躍的に進化しているんではないかと楽しみにしていたりします。
☆6位 「Traumerei」Canopus
芳純秘密→Panacea→PanaceaPhantastica→Canopusと活動形態が変化してきたkokkoさんの新ユニット。エレクトロ色はかなり薄くなりPOPな印象が強くなっていますが、今回もいつのまにかがっつりハマっているのです。彼女のボーカルはもちろんなんですが、ギターの音や哀しげな曲調も好きな要因のように思います。このCanopusになってからはまだライブが無いので2019年は是非観てみたいアーティストです。
☆5位 「Touch The Hand」marucoporoporo
ライブに行く度に感動があって、繰り返し足を運んでいたmarucoporoporoさん。小さなカフェから銭湯、はたまたお寺まで、従来の枠にとらわれない活動も好印象の要因です。風邪をひいて声が出ないのにライブがこなせる弾き語りアーティストは多分彼女位ではないでしょうか。ボーカルに負けないほどギター演奏も魅力的です。とにかく心に刺さる作品を作ってくれます。
☆4位「Happy Ending」TAMIW
そのボーカルと印象的なストリングスで2017年に一目惚れしたソロアーティストのTAMIさんが、今年活動形態を変えてバンド編成になったのがこのTAMIW。トライバル色の濃くなったアルバム「flower vases」はかなり聴き込みましたが、中でもhappyからは程遠い印象のイントロから始まるこの曲が一番好みでした。音源も素晴らしいんですがTAMIWはライブが更に上をいく凄さ。9月の下北沢club251が自分の2018年BESTライブになりました。
☆3位「砂漠にて」ミルマナコ
リーダーのシンタロウさんから新メンバーのエミーさんにドラマーが交代になったミルマナコ。お二人の音が随分と違っていて最初は戸惑いがあったのですが、多分この曲が最初に「エミーさんが叩くことを前提に」作られた曲なのだなと思いました。プレグレッシブなサウンドは今までのミルマナコにはなかった雰囲気で最初に聴いた時のトリハダ感は忘れられません。シンタロウさんが転向して生で弾いていたキーボードも効いてました。ちなみにミルマナコチームはMVの映像が良いのも好きなポイントです。
☆2位「Make you perfect」Vaseux
ダンスミュージックなエレクトロPOPの男女ユニットです。おそらくここ10年位の間に一番多く観てきた形だと思いますが、自分の中では今そのど真ん中にいるのがこのVaseuxです。今年はライブが少なかった分、怒涛の音源リリースラッシュがありました。中でもスパニッシュ色漂うこの曲が、その後にリリースされた曲達との2択を勝ち抜き最後までプレイリストに残りました。スペインクォーターのヒロキさんの血なんでしょうか。麻衣子さんのボーカルもいつもよりメランコリックに聴こえてくる気がします。さらにVaseuxには年末のライブで先行で物販に並んだ音源にも、魅力的な新曲がこれでもかと詰まっています。2019年も引き続き超注目なユニットです。
☆1位「Tombi」macaroom
自分の知る限り唯一無二なPOPでエレクトロニカなバンドのmacaroom。今年一年このアーティストを観てきて、今自分が一番聴きたいのはアサヒさんとエマルさんが生み出す、こういう音楽なのだと改めて実感しています。加えてこういったMVのセンス。南先生のカンフーの演舞。ボブさんが即興で奏でる電子音。活動の全てが面白くて目が離せない。そんな丸ごと惹かれてしまっているmacaroomですが、中でもアルバム1曲目の「akuma」と最後まで戦ったこの「Tombi」が、自分の2018年第1位でした。
2018年BESTはこのような10曲になりました。振り返ってみると、ますますダンスミュージック、エレクトロPOP離れが進んだ一年だったなぁと思います。調べてみたら2018年は円山町のエイジア系列店に一度も足を踏み入れていませんでした。その分バンド、アコースティック、エレクトロニカと更に音楽的な視野は広がってきた気がします。来年もジャンルの枠にはとらわれずに、自分が良いと思った音楽だけを追いかけて行きたいと思います。絡んでいただいたアーティスト様、フロアでのお知り合いの方々、本当にありがとうございました。2019年もよろしくお願い致します。
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