2018年20本目5月28日北堀江clubvijon

もはやこの写真を載せるのが何回目か分かりませんがclub vijonの入り口の十字架です。自分の一番好きなハコ。そしてDance Pe Chanceの流れを組むエレクトロイベントのODORA NIGHT。東京のデンぐる!と並び自分がとても楽しみにしているイベントです。
お目当はカナスタ。そしてちょうど2年前の5月28日以来のmizwidthです。他にもフライヤーには5組のアーティストが記載されています。自分のこのvijon主催のイベントに対する信頼度は今や業界随一と言っても過言ではありません。18:00スタートと言われればもちろん開始前の17:50に会場入りですwwそして今回もそれが大正解でした。



OAはRuuM.feat.Rin。アーティストとしてはRinさんの方がメインのようで、後から登場するUmnoiseのメンバーさんがバックDJに付いていて、楽曲制作のほうにも関わっているようです。これがまた、開始数分でやられてしまいました。やはりclubvijonのブッキングセンスは尋常ではありません。聞けばライブは2回目という事で、当然不慣れな印象はありましたが、それを払拭して有り余る楽曲とボーカルの良さ。いきなりトリハダ立ちまくりました。こういう若いアーティストが次々と出て来る大阪のエレクトロ事情、本当に羨ましくてなりません。当然即ツイッターフォローと思ったら、何とフォロワーの中で某いたっちさんが既にフォローされていました。悔しい!ちなみに彼女、なんとカナスタが憧れの先輩のよう。カナスタが先輩風を吹かせる世代が登場している事に驚きを隠せません。
大阪の若いトラックメーカーさんは本当に自分好みな曲を書いてくれます。



2組目がkirsche。女性2人組の打ち込みエレクトロボーカルユニットです。以前はアゴギを使った弾き語りスタイルだったそうで、この日の出演者の中でも一番ボーカルがしっかりと前面に押し出されていました。シンプルながら印象に残る打ち込みに伸びやかなボーカルは、意外にありそうで無かった組み合わせ。こういった異なる遺伝子を持つエレクトロアーティストが出てくるというのも、ある意味大阪らしいのかもしれません。6月18日にはここvijonでエレクトロ編成で初の音源のリリースパーティがあるそうです。
YouTubeにある新音源。東京では弾き語りやエレクトロニカも守備範囲の自分にとってはかなりタイプだったりします。



3組目が Hooper Pooper Looper 1P。長身の男性のソロユニットです。打ち込みの音を鳴らしながら、ギターのようなベースのような(1本からどっちの音も出ていた気がします)楽器の演奏を乗せていくスタイル。MCやコミカルなアクションも秀逸で凄いグルーブ感です!この辺りから自分、フロアから浮き始めますww印象的なフレーズを弾いてはルーパーで重ねていくスタイルは自分の大好物です。こういう漢のエレクトロって感じのアーティストさんは本当に関東でも見なくなってきて悲しい。この方海外でも活動されているようで、確かにこのパフォーマンスなら文化の異なる見知らぬ人達の心を動かせるのも納得です。
本当に巻き込み感ハンパないです。



4組目がUmnoise。vijonのアカウントからのツイートで名前だけは良く目にしていました。女性ボーカル、男性DJ、男性ギターの3人編成。全員が実の兄妹だそうです。音的にはこれぞ大阪の若手エレクトロとでも言うべきEDMテイストのバンドサウンド。KEIさんのボーカルは歌も歌詞も聴かせるのにしっかりダンスミュージックしていてとても心地イイ。DanceとPopのバランスがとにかく自分好みなんです。美味しいところで鳴るShoさんのギターもすごく効いてます。トラックはDJのRuuMさんが作っているのかな?ステージパフォーマンスでもKEIさんが歌いながら左右に移動するのに合わせて、ギターのShoさんが申し合わせたように演奏しながら入れ替わっていて、何て良いコンビネーションだ!と感心していたら実の兄妹だと聞いて「あぁなるほど!」と納得した次第です。
ライブで聴いていてボーカルのバランスが良い曲はやはり音源も良いです。



5組目がOCTOPLASHER。女性DJボーカルと男性ギタリストのかなり激しいデジロックなスタイル。ロック中心の大阪で長く活動されてきたようで、エレクトロだとかロックだとか、そんなカテゴライズはどうでも良い!と言わんばかりの楽しさがありました。驚いた事にこのバンド、ステージで釣り好きを公言されていて釣具メーカーさんとのコラボ商品も発売の予定だそうです。既に物販にも展示されていました。身に付けているアイテムの中にも釣具メーカーのものがチラホラあって本当に好きなんだなぁというのがよく分かりました。まあvijonの店長の松藤さんに「釣りばっかやってないでライブ演って下さい!」と言われる位なのでホンモノなのでしょうね。
さらにボーカルの女性はハーレー乗りだそうで、こんなMVもありました。



6組目トリ前がカナスタ。露出は多めですが絶妙にエロ過ぎない衣装が実に彼女らしくて素敵です。ソロでは昨年10月の渋谷Glad以来の約半年ぶりに観る事になりました。カナスタはこの日唯一、たった一人でしかもマイク以外何の機材も持たずにステージに立ちました。特に直前のOCTOPLASHERがガンガンに盛り上げた後の出番。正直大丈夫かな?という心配も若干ありました。ところが実際にパフォーマンスが始まると、vijonのステージがとても狭く見えました。と言うよりもカナスタの方が自分の観ていない半年間で更に大きくなったのかな。自分一人のチカラでフロアを一瞬にしてカナスタワールド全開に持っていくなんて、ベテランのアーティストさんがやるやつ!自分も大阪のファンのみなさんに混じって全開で盛り上がらせていただきました。いわゆるガールズエレクトロという音楽のライブにここまでのめり込んだのはいつぶりだろう?本当に楽しかったです。遠征してきて良かった。ありがとうカナスタ!
今回のセトリに入っていたレコライドの喫茶さんとたったさんとのユニット「8月のオーガスト」の楽曲。初めてライブで観るのがカナスタソロバージョンだとは思いませんでした。



7組目トリのMIZWIDTH。実はこのブログ、2年前にSoundCloudで公開された新曲「Defgrace」について書いた記事から始まっていたりします。あれから2年。リリースの気配すら無く、大阪のアーティストさんは本当に音源リリースにこだわらないなーと思っていたところに、今年に入ってまさかの月2曲×4ヶ月で計8曲をiTunesで配信中。配信開始のタイミングも特にSNSでアナウンスするわけでもなく、こっちから定期的にiTunesを覗きに行かなければならないツンデレっぷりです。

そんなMIZWIDTH。この数ヶ月聴き込んだ音源がフロアの音圧で聴ける。間違い無く今年一番跳ねました。去年のHARDFLOORよりも個人的には盛り上がったんではないかな。

アンコールでカナスタのMonocerosのMIZWIDTH REMIXを披露。カナスタも一度はステージに上がったもののメンバーさん一人と下りてきてフロア最前で騒ぐの図ww
出会えて良かったMIZWIDTH!



vijon恒例のラウンジの打ち上げ。楽し過ぎてあっという間に時間が過ぎます。そしてRINさんとUmnoiseとカナスタがフィーチャリングボーカルをしている音源を購入。記憶に残る良い遠征になりました。絡んでくれた皆様ありがとうございました!

BAD END GOOD LUCK

エレクトロ・テクノ・ニカ好き。弾き語りやバンドも聴いてます。

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