2022年BESTな10曲

ライブへ足を運ぶという行動がほぼ皆無になり、音楽を聴くのもまずはサブスクでというスタイルの変化。新しい音楽の殆どがSNSを通して出会う事になった2022年。そんな中でも手元に置いておきたいダウンロード購入したくなる音楽は現れてくるものです。

iTunesで管理している音源の中で今年リリースになった楽曲のBESTな10曲。選択基準は以下の通りです。

2008年から作り始めた、その年のお気に入り曲ベスト10。自分で決めたルールは2つ。

①.その年(今回は2022年1月~12月)の配信or発売作品であること

②.1アーティストにつき1曲のみ(別名義ならOK)

①は毎年iTunesでプレイリストを作成するので手元に音源がないものは対象外にしています。②も毎年書いてますが、1アーティスト1曲に絞る作業がまた楽しい。


☆第10位 「fantasy」重盛さと美
レコライドのライブで知り合ったフォロワーさんがツイートしていた曲。正直あまり好みではないベタベタなボーカル、しかも更に苦手なラップ調の唱法ですがそれが見事にハマるミニマルなトラック。一体どんなアーティストさんなんだろうと思ったら以前ロンドンハーツでよく見かけたバラエティアイドル的な方でした。それにしてもプロの仕業。一体とんな人が音を作っているのか気になります。


☆第9位 「Eyes on Me」TAMIW
日本のポストロックの中でも特に気に入っているTAMIW。定期的に音源をリリースしてくれますが、本当に毎回いい意味で裏切ってくれます。そして今回はこちらも自分の苦手なラップあり。それが本当に心地いい。TAMIさんのようなボーカリストが演ってくれると、ラップも良いなと思えます。


☆第8位 「Alien」CHIYO K
活動名義をCHIYO.Kに変えてリリースされたköttur千代さんの新作。12月には34423さんの作品にゲストボーカルで参加という夢のようなコラボ楽曲もリリースされました。声もトラックも全てがタイプです。



☆第7位 「Play Dead」Menace無
GACHA the matrixがトラックメイクしているアーティストさん。ダンスミュージックに女性ボーカルという定番スタイルですが、こういうクラブタイムのイベントでも楽しめそうな雰囲気の曲ってこのところお目にかかれない気がします。



☆第6位 「blink」hikage
好きなボーカリストがパーツに徹している感じが本当に好き。一体誰が作っているのか、インストでも充分満足できるトラックに彼女のボーカルがループっぽく重なってくるあたりが大好物過ぎる。アパレルブランドのプロモーション映像に付いた曲なので仕方がないのですが、ロングバージョン作ってくれないかな。そして彼女には落ち着いたらまたエンターテイメントの舞台に戻ってきて欲しいなと思います。



☆第5位 「yakan-hikou」macaroom
クラッチを繋いだ事のある人生で良かったと本気で思えた曲。浮遊感のあるエレクトロニカにウィスパーなボーカル。岳さんの歌詞の世界観がまた素晴らしい。macaroomの曲には印象的なフレーズがある事が多いのですが、今回はまさに「クラッチ繋ぐ、消え去る風景」がメガヒット。二十歳そこそこでマニュアル車買いたての頃の感覚が蘇る名曲。



☆第4位 「ハッピーエンド」Umnoise
毎月のようにリリースを続けて、2022年一番自分を楽しませてくれたアーティストだと言っても過言ではないのがこのUmnoise。中でもこのハッピーエンドの疾走感が最高でした。大阪で出会った当時のEDMエレクトロから完全にバンド路線にシフトチェンジしても変わらず魅力的な作品を提供し続けてくれるありがたいユニットです。



☆第3位 「桜の渦」コトトイ
ユレルランドスケープ脱退後色んな音楽性の選択肢があった中、コトトイの今の楽曲はひかるさんのボーカルとの相性がとても良くて本当に心地良い。繰り返し聴いているうちに、どんどん引き込まれてしまうのはユレルラ時代から変わらない最南端マジックです。突然リリースされた新曲「チャイム」も加速度的に再生してしまっています。外出頻度の低い2022年の夏でしたが自分の生活に一番寄り添ってくれてたのがコトトイの「BEACH」でした。来年のリリースを期待しています。



☆第2位 「ティンカーベル」水曜日のカンパネラ
Umnoise同様リリースが多かった水曜日のカンパネラですが、その度にこの曲最高!を更新してきた2022年。今年は「エジソン」で決まりか!?と思っていたところに出てきたこの「ティンカーベル」。ダークな世界観の90年代ハウスなトラックに、詩羽さんの唯一無二のボーカルの混ざり合う。こういう曲をJ-POPとして成立させているケンモチさんの手腕が本当に恐ろしい。



☆第1位 「Ms. Love and Pop」SACHIKO
「これが俺のど真ん中!」は自分が良く使うフレーズですが、HIEROPHANT GREEN、月刊プロボーラー、GUMGIMMIC MASSIVE UNIT、ミトメマコトなどなど、メンズエレクトロ至上主義だった自分の現在はSACHIKOです。間違い無い(こんなバンド名ですが男性2人組ユニットのはずです)。「POPだけどカッコいい」もまた自分がエレクトロに求めてきた理想形ですが、それも見事に具現化してくれてます。何よりライブ抜きでもこれだけ楽しませてくれた。街中でもドライブでも家事の途中でも、SACHIKOの音楽は常に気持ちのいい距離感で側にいてくれました。ありがとうSACHIKO。



紅白を何となく見ながらこのブログを書いていると、世の中の音楽は自分にとって何とつまらないのかというのが良く分かります。響く楽曲が全くない。そんな中でもこれだけ夢中にさせてくれるたくさんの音楽に出会えた2022年。アーティストの皆様には本当に感謝しています。


そう言えばSACHIKOの「SACHIKO HOUSE」は渡部高士さんが全曲ミックスしてるとか。どおりで!と大きく納得すると共に、それならfantaholicと対バンでライブ演ってくれたりしないだろうか。
渡部さんプロデュース繋がりで。これにOVERROCKETまで出てきたら本当に最高。みちよさんと多歌子さんが仲良くBATICAで歌っていた頃が懐かしい…(遠い目)

BAD END GOOD LUCK

エレクトロ・テクノ・ニカ好き。弾き語りやバンドも聴いてます。

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