2016年BESTな10曲
2016年も間も無く終了です。本当に年々時間の経過が加速している気がしてなりません。という訳で恒例の2016年を象徴するムラマサ的BESTな10曲です。
2008年から作り始めた、その年のお気に入り曲ベスト10。自分で決めたルールは2つ。
①.その年(今回は2016年1月~12月)の配信or発売作品であること
②.1アーティストにつき1曲のみ(別名義ならOK)
①は毎年iTunesでプレイリストを作成するので手元に音源がないものは対象外にしています。②も毎年書いてますが、1アーティスト1曲に絞る作業がまた楽しい。
上半期の時は「とにかく聴きたくなる事の多かった曲」を優先したと書いていましたが、それは年間でも変わりません。なので2016年後半の聴き込み度合いで大きく順位が変わっている曲もあったりします。
☆10位 「アフター7」カナスタ
ありきたりのガールズエレクトロとは一線を画す、NUXXのまっくんとシェンフーシュバイツのヤサカさんプロデュースのカナスタです。アルバム「アンチクロック」は今年とてもよく聴いた作品でしたが、中でもNUXX色全開の「アフター7」が1番のお気に入りです。
☆9位 「煌めきの中の愛」ゆゆゆ
唯一無二なフォークトロニカ路線を突き進むゆゆゆの中でも、昭和歌謡オマージュ的な独特な1曲。しかもこの曲、音源をカセットテープでリリースするというこだわりようでした。メンバーのいわもとさんには「ビンテージラジカセで聴いて欲しいです」と言われたのに、実はまだ実現していません。カセットというパッケージが持つ独特な温かみまでが表現されているような一曲です。
☆8位 「sideB」Ferri
アルバム「noth」のリリースや、プラネタリウムでの超バンドセットでのライブなど、今年の活動も非常に印象的だったFerriさん。中でもこの「sideB」はダンスミュージック好きが喰いつかない訳がないイントロだし、ちょっとトライバルでハイブリッドな雰囲気のエレクトロニカで、こんなのFerriさん以外誰も作れないだろ!というようなサウンドです。アウトロもとても好きです。
☆7位 「chess」macaroom
全く知らないアーティストさんからツイッターでフォローされて、アカウント覗きに行って音源購入までいってしまったとてもレアケースのmacaroom。ボーカルとトラックが織り成す世界観に加えて、とにかく詩が素晴らしいのが大きな特徴です。この「chess」なんて半ば朗読のように、詩のストーリーを追いながら聴き入ってしまいます。今年はスケジュールが合わず生で観ることが出来ませんでした。今ライブが観たいアーティストNo.1ですね。
☆6位 「there is music」Chiyo Nukaga
海外留学前にコッテルの千代さんが、何故か本名(?)な別名義でiTunesでリリースしていったスタジオ収録なライブ音源。以前からライブでよく披露していた「there is music」も「ぬこのま」の時とは全くの別アレンジで収録。楽器0の完全アカペラなのにこれだけ惹かれてしまうのはもう100%彼女のボーカルの魅力なのでしょう。既に帰国されているみたいなので、来年はまた生で聴きに行きたいです。
☆5位 「Transparent」Moratorium
☆4位「Synical」Yacco
動画1曲目が「Synical」、2曲目が「Transparent」です。これぞ別名義ならOK!の2016最注目アーティストのYaccoさん2曲ランクインです。今年の初めはみとばさんというボーカリストを擁してMoratoriumというユニットで活動開始したのですが諸事情あって現在はソロに。なのでMoratorium名義だった「Transparent」も今はYaccoさんのライブで披露されるている訳です。自分の中では彼女は完全なトリックスター。新しい曲を聴くたびに「そうくるか!?」という驚きと発見の連続です。そんな意外性を持ちながら、自分好みなサウンドを提供し続けてくれている相性の良さも最早運命と言わざるを得ません。ライブパフォーマンスもどんどん進化していて、今後の展開から目が離せないアーティストさんです。
☆3位 「ハイクライク」シェンフーシュバイツ
はい来ました大阪福建省最強エレクトロアーティストシェンフーシュバイツです。今年は待ちに待ったアルバムリリースもあり、印象に残るライブも多くありました。そんな中でもMVが強烈過ぎるこの「ハイクライク」は、アルバムより1年以上前から公開されていた事もあり、とにかくひたすら音源化を待ち望んでいた曲なのです。こういったおもちゃ箱をひっくり返したような楽しさこそがシェンフーの真骨頂です。
☆2位 「Designer Profile」Harshrealm
今回も試聴音源がWEB上にありませんでしたので同じくEP「underneath/reflets dans l'eau」に収録されている「L.E.」を貼ってあります。EPと言っても非常に濃密な5曲が詰まったミニアルバムのような作品です。2月にリリースされていたのですが、それに5月まで気が付かなかったのが自分の今年1番の失態。「1番ライブが好きなバンド」と言えば間違いなくこのHarshrealmなのですが、遂に中心人物のFINNさんの緻密に計算された音作りがライブハウス以外でも楽しめる、そんな音源に仕上がっています。今の自分のエレクトロの理想形がここにあります。ホント何故この曲が2位なんだ!!
☆1位 「Dazzling」luvBIRD
今年で9年目になるこのBESTな10曲ですが、ここまでエレクトロ色が無い曲を1位に持って来たのは初めてです。エレクトロ・テクノ・ニカ好きは一体どこへ?完全に「バンド」なluvBIRDです。あんどりいらんど。とゆゆゆの奇跡の対バンの時に初めて観たのがきっかけで、それから音源を聴き続けること約半年で累計再生回数が歴代1位になっていました。
最初は動画後半に収録されている「ジャックソーダ」の方が好きだったのですが、聴き続けて行くにつれ「Dazzling」の方により惹かれている事に気付きました。ギターのサウンドや曲調などももちろんですが、やはりmakoさんのボーカルの魅力がとてつもなく大きい。イントロの「cry〜」の部分の歌声が、何度聴いても新鮮に突き刺さります。これがライブハウスで生で聴くとさらにインパクトが大きくなるんですから、ホントどんだけ歌が上手いんだという感じです。エレクトロ・テクノ好きを全否定する事になっても、やっぱり2016年はこの曲がNo.1でした!
とまあこんな感じの10曲になりました。エレクトロニカ4曲、西日本エレクトロ勢が5曲、そしてバンド1曲という事で、ダンスミュージック色の強い関東エレクトロ勢は0という残念な結果に。この西高東低の図式はしばらく続くのでしょうね。
既にリリース日の決まっているMIDENやfantaholic。SoundCloudで聴きまくっているmarucoporoporoさん。そして録音真っ只中のVALKIRIAなどなど。2017年のリリースが近づいてきているお気に入りのアーティストさんも多く、早くも来年がとても楽しみです♪
そして2016年お世話になった皆様本当にありがとうございました。とくに大阪在住のよしとさん。今回もカナスタとYaccoさんの2組がよしとさんがUPしてくれている動画です。観ることのできない関西ライブが観れてしまうことも多く、本当に感謝です。引き続き来年もどうぞよろしくお願いします。
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