2020年BESTな10曲
2020年が終わります。今年はライブハウスに足を運ぶ機会が激減。それどころかライブハウス自体が激減しています。音楽の楽しみ方も変わって来た気がしますが、その分プライベートな空間で音楽を聴く機会は増えました。例年よりも購入した音源も多かったように思います。そんな中で今年特に気に入って聴いていた10曲です。
2008年から作り始めた、その年のお気に入り曲ベスト10。自分で決めたルールは2つ。
①.その年(今回は2020年1月~12月)の配信or発売作品であること
②.1アーティストにつき1曲のみ(別名義ならOK)
①は毎年iTunesでプレイリストを作成するので手元に音源がないものは対象外にしています。②も毎年書いてますが、1アーティスト1曲に絞る作業がまた楽しい。
☆第10位 センセーショナルNo./ユレルランドスケープ
今年圧倒的な回数ライブに通ったのがこのユレルランドスケープ。そのきっかけになったのがこの曲でした。実は2019年のBESTな10曲にも選んでいますが、今年発売になったCDにも改めて収録されているので問題無し。自分としては空蝉さんの声が入ってからが真のユレルランドスケープだと思っているので2020年バージョンの方をより気に入っています。他に今年初めて音源化された曲も数多くありましたが、やはり自分にとってはセンセーショナルがNo.1でした。そして12月のメンバー未明ひかるさんのアコースティックライブに行かれなかったのは2020年最大の心残り。
☆第9位 Darkest Before Dawn/admire
奇しくもユレルランドスケープに続きこちらもVALKIRIA対バンで知ったユニットのadmire。2020年初めての音源リリースを喜んでいたのも束の間、先日の解散発表となってしまいました。エレクトロ+昭和歌謡というコンセプトのユニットが東京から生まれてきた事が本当に嬉しくて、しかもなにもかもがとにかく自分好み。ここから関東エレクトロのシーンが再び始まるかも!と、とても期待したのですが残念です。それでも彼らの作り上げてくれた作品は残ります。出会えて良かった。
☆第8位 Enthusiasm/Hello1103
振り幅の広い音楽性のHello1103の中でも1.2を争うテンションブチ上がり曲。VJワークも多いハローさんらしくMVもライブ以上の臨場感です。後半に入るyukakoさんのボーカルの揺らぎ感も好きなポイント。吉祥寺NEPOの音と映像の中で観るハローさんは心底アガれるので、2021年は座席を取っ払った万全の体制で観にいきたいです。
☆第7位 Hex/köttur
もう2度と聴くことは出来ないと思っていた千代さんのköttur名義の新作。「これぞ自分の音楽」と思ったアーティストは何組かいますが、kötturはまさにその中の一組。今回の音源は5曲入りEPで、中から一曲を選ぶというのがとても難しい作業でした。ちなみに7年前のアルバム「トマト帽のベレー」の時も全く同じ感想を書いてました。今回は先行してSoundCloudで公開になっていたという理由でこの「Hex」を選びました。本来は収録曲全曲を流れで聴くのが最高です。表情の異なる曲たちに千代さんのボーカルが次々と命を吹き込んでいく感覚がたまりません。
☆第6位 future exercise/TAMIW
この曲に出会ってから、今年これを超える曲は出てくるのか?と真剣に考えてしまったTAMIWの楽曲。衝撃でした。アルバムからの先行リリースが1月だったので丸々1年間聴いていた事になります。POPなのに重厚感のあるサウンドで、TAMIさんのソロ時代からの独特な世界観がさらにブラッシュアップ。こちらもノボさん主催のデンぐる!で初めて観たのがきっかけ。今年はライブハウスで観ることは叶いませんでしたが、2019年のベストライブがこのTAMIWでした。ぜひいつかHarshrealmと対バンして欲しいなと思います(夢)。
☆第5位 GPDK-グレートピッコロデーモンキング/AIみしぇる
有線で流れていたのを会社の同僚経由で知りました。まさか「炊飯器ぃ〜」のフレーズきっかけで今年の10曲の第5位が決まるとは夢にも思いませんでした。それにしてもこの曲、アイデアだけじゃ無いところが実に素晴らしい。トラックメイクはもちろん、多分かなり若いハズのみしぇるさんの声もとても心地良い。彼女にはぜひもっと音源リリースしてライブ演って欲しいなと思います。
☆第4位 SNOOZE/
ライブになかなか行けなかった夏の時期にiTunes巡回のバナーで出会うという懐かしいパターン。聴いてみると何故自分が今まで知らなかったのか不思議なほどのストライクなアーティストさん。自ら「シンガーソングトラックメーカー」を名乗るセンスも何とも言えず自分好みです。さらに怪しくもお洒落なMVもツボ。アルバムという単位でも満足度激高な作品でした。
☆第3位 海月の骨/エレファンク庭
音源を持っていないが故にアレクサにヘビロテさせる事になっていたエレファンク庭の最初のアルバム。そんな中でサブスク公開されていなかったこの「海月の骨」が自分の中での存在がどんどん大きくなり(恋か!?)気付けばPC立ち上げてDL購入。アシッドやエレクトロハウス、そして Nu Discoと自分の好きなテイストを次々と繰り出してくる中の人は一体どんな人物なのか?とても気になります。この曲のおかげで同時期の連続リリースの「cloud9」と「3分間ヘブン」もかなり刺さり始めているのでEP「序破Q」も近いうちに入手する事になりそうです。
☆第2位 さよならと熱帯夜/NaN
こちらもiTunesの面出しで出会ったNaNさん。これぞ2020年のエレクトロPOP。試聴後即買いしました。切ない系のメロやオリジナリティ溢れるボーカルエフェクトに完全にやられました。あまりに衝撃的だったので約一年振りにTwitterの固定ツイートを更新。今までの自分のカテゴライズに収まらないのにとてつもなく惹かれる音を作るというのもさすが新進気鋭の二十歳のアーティストさんという感じです。関西が拠点という事なのでやはりぜひclubvijonでお目にかかりたいものです。
☆第1位 glare/KIRIA
KIRIAさんの最新形態。6年振りの新曲でした。途中重虎さんとのユニットVALKIRIAやVALKILLYでの活動はあったものの、ソロ名義でのリリースは本当に嬉しかった。自然体で柔らかなボーカルは今までのKIRIAさんの作品には見られなかったスタイル。ミニマルながら深淵な世界を描き出すトラック。表現者としてステージに立つ事が無くても、これだけ聴き手の心を揺り動かす事が出来る。SNSでは「ライブが無くなった事で新たなアイデアや活動の幅を広げる事が出来た」というポジティブな発言もされていました。結局2020年はKIRIAさんのライブを観れないまま終わってしまいましたが、自分は次の機会まで頑張って生き延びます。
そんな10曲になりました。2020年は自宅にいる時間が多かった分、購入音源も多くこの10曲のセレクトも楽しいながらも難しかったです。
2020年は3月以降移動の際に公共交通機関を使わないというのを自分に課しているので、ビール片手にライブを観るという事は出来なくなりました。また長時間フロアに留まる事も避けたいので、お目当て以外を観る機会も減りました。一刻も早くこの状況が改善して自由にライブハウスを楽しめる時が来ますように。
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