20201017渋谷aube

かつてメンバー2人分が中止になっているので無事にこの日を迎えられた事を心よりお喜び申し上げます。そんな感じの新メンバー空蝉さなさんの誕生祭。ユレルランドスケープワンマンライブに渋谷aubeへ行ってきました。

ちょっと驚いたのが入場時。まだオープンして間もないタイミングだったので若干並んでいたのですが、受付横を通り過ぎようとしたマネージャーさんが列のお客さんに向かって「いらっしゃいませ!ご来場ありがとうございます!」と声を掛けて行った事。あまりに自然な発声だったのでひょっとしたら以前アパレル関係等のお仕事をしていたのかと思ったほど。ライブハウスは来たお客さんにいらっしゃいませを言わない不思議な商売なので凄く新鮮でした。

誕生祭の企画はスタートから氣志團のワンナイトカーニバルをメンバー全員ヤンキーコスプレで踊るという趣向。さすがに皆さん平成生まれという事もありキレイにまとまっていてヤンキー感は薄めでしたが、小野さんの完成度はなかなかでしたwwひめりさんが尋常でない切れ味で踊っていたのも印象的。途中後ろから最前に向かって割って入ってきた人がいて「おいおいおい!」と思っていたらマイク持った水間社長でそのままステージに上がって熱唱するというサプライズ。面白かったです。

その後主役の空蝉さんのソロが2曲。何故か懐かしい感じがするなぁと思ったら雰囲気は渋谷VUENOSなどでよく観たSSWイベント。弾き語りではなくオケ持参で1人で歌う感じはまさにそれ。何故か彼女のボーカルからはR&Bの匂いを感じます。

そしてユレルランドスケープ。1曲目のセンチメントから未明さんのボーカルがいつにも増して艶々。考えてみればコロナ禍で出演者数が減って、その分待ち時間が長くなってきてダンスパフォーマンスからの体力的な負担も増えているはずなのに。彼女のボーカルの表現力の進化は自分がユレルラから目が離せない大きな要因です。それにしてもユレルラメンバーは本当にステージで給水しない。大丈夫なんでしょうか。

ひめりさんの悲鳴にも似た叫びから入るまさにセンセーショナルNo.。そしてdeep過ぎる笑い声から始まったsecond me。以前リーガルハイの間奏の未明さんのサイコな表情が良いとこのブログで書きましたが、ひめりさんのサイコ具合はそのキャラクターも相まってとてつもない説得力。second meの歌詞の世界観との相性も抜群です。「叫ぶ」「笑う」。シンプルではありますが彼女のその真剣さ故の狂気を感じさせるような演出はかなり刺さりました。

この日はユレルラ初のアンコールもありました。
初めてライブで観ることになった夏を探して。そしてこちらも自分は初めてでしかも振りが入っていない夏の果て。今度こそこれが最後の夏シリーズでしょう。トワイライトの時にも感じましたがSpeaking of summerの曲を歌っている4人は本当に楽しそう。

そんないつ行っても新鮮な驚きがあるユレルランドスケープ。おかげで楽しませて貰ってますが「上のステージを目指す!2021年が勝負の年」と宣言しているひめりさんの言葉通りなら、こんな距離感でライブが観れるのも長くてあと1年。もっと短いのかもしれません。この日はそんな彼女の目指す道筋がちょっと見えた気がした満足度の高いイベントでした。

BAD END GOOD LUCK

エレクトロ・テクノ・ニカ好き。弾き語りやバンドも聴いてます。

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